(仮訳)ロシア、コーカサス西部に産したPilosellae節の新種、Conocybe hausknechtii
Malysheva, EE., 2013. Conocybe hausknechtii, a new species of sect. Pilosellae from the Western Caucasus, Russia. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000121/00000001/art00017 [Accessed April 15, 2017].
【R3-03932】2017/04/15投稿

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3行まとめ

ロシア、カラチャイ・チェルケス共和国において腐朽が進んだ材に生じた菌を検討し、Conocybe hausknechtiiとして新種記載した。
本種は子実体が比較的暗色で、傘に顕著な条線を有し、担子胞子がレモン形または扁桃形であることなどで特徴づけられた。
走査型電子顕微鏡で担子胞子表面を観察すると平滑であり、これらの特徴からも本種はPilosellaeSiennophylla列に含められた。
Russia, Karachaevo-Cherkesia, Teberda State Biosphere Reserve, vicinity of Teberda town

(新種)

Conocybe hausknechtii E.F. Malysheva
語源…Anton Hausknecht博士に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Conocybe rostellata
顕微鏡的形質が類似している
担子胞子の形状が類似している
本種より子実体のサイズが小さい
本種より子実体の形状が細長い
本種より傘の直径がずっと小さい
本種より柄の幅が狭い
本種ほど柄ががっしりとしていない
本種より担子胞子が僅かに長い
Conocybe siennophylla
顕微鏡的形質が類似している
本種より子実体が明色
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子がレモン形または扁桃形ではなく卵状~楕円形
本種と異なり傘シスチジアが不明瞭
Conocybe ochrostriata var. favrei
本種より子実体のサイズが小さい
本種より子実体が明色
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり傘シスチジアを欠く